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院長ご挨拶



2020年7月
(令和2年7月)


  東埼玉病院 院長

     正田 良介


 日頃から、当院の診療にご理解とご協力を頂きありがとうございます。本来であれば、新年度に院長挨拶を更新する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症への対応で少し遅い挨拶になってしまいました。


 東埼玉病院は、必要ではあるものの他の設置主体では必ずしも行われない可能性がある医療(セーフティネット系の医療)として、神経筋難病、結核、HIV感染症の患者さんや重症心身障害児・者の皆さんへの医療・療養の提供を行うとともに、連携して地域の医療を支えるリウマチ膠原病や呼吸器疾患の診療、および回復期リハビリテーションや在宅医療を行ってきました。これらは本当に重要な今後も継続すべき仕事と考えています。


 本年3月からは公的病院として、新型コロナウイルス感染症への対応も行ってきました。4月の流行拡大期にも、可能な限り本来の機能を維持しながら診療を続けてきました。5月21日に新型コロナウイルス感染症対応とは全く関連がない部署で1名の院内感染が発生してしまいましたが、職員一丸となって対応し拡大を抑止することができ、6月4日には終息を確認しています。この間、ご心配とご不便をおかけしましたが、ご協力ありがとうございました。


 外来、入院ともに新型コロナウイルス感染症の患者さんを現在も受け入れていますが、院内の感染症専門医や感染対策チームのコントロールのもと、それ以外の患者さんとの接触はないように診療開始当初から動線を分離して診療にあたっています。今回の院内感染が比較的速やかに抑止できたのも、この体制がきちんと機能したことと、結核病院として培ってきた日頃の感染対策(標準予防策など)が遵守されていたことが大きかったと考えています。


 新型コロナウイルス感染症とは、しばらくの間共存して生活を送る必要があります。東埼玉病院は必要時には迅速にPCR検査も可能であり、安全に本来の診療機能も確保できる体制となってきています。従来通り必要な患者さんにはきちんと受診して頂き、診療をすることが可能と考えています。面会禁止や制限などではご迷惑をおかけすることもありますが、ご理解とご協力をお願いします。



2020年7月9日
独立行政法人国立病院機構東埼玉病院
院長  正田 良介


■過去のご挨拶

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